こんこんと清水が流れる小川は「カッパ淵」と呼ばれており、かつてはいたずら好きな河童が多く棲息していたのだとか。
そんな河童も、近くの常堅寺が火災に遭ったときに火消しをしたという伝説があり、このお寺では河童が狛犬となっています。
実際に足を運んだことがある方ならば分かるかも知れませんが、遠野の風景のなかにいると、河童がひょっこり現れても不思議ではない気がしませんか。
両岸の林では、小鳥のさえずりがよく響き、小鳥が多くて近いと感じます。ここではことのほか、小鳥が人の暮らしに近い存在のような気がします。
カッパ淵には、かっぱ釣り用の竿がかけられており、えさとなる立派なきゅうりが結ばれています。ただし、この竿は〝名人専用〟とあるので、使わずに眺めるだけにしておきましょう。
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