江戸時代の初期、一関市藤沢町大籠地区では、領有する伊達藩により製鉄が行われていました。
生産力を上げるため、備中(岡山県)から招聘した千松大八郎・小八郎兄弟は、この地に製鉄技術を伝えるとともに、キリスト教を布教し、信徒が増えていきました。
幕府の禁教令によって伊達藩でも弾圧が強まり、この地では三百名以上のキリシタンが殉教したと伝えられています。
公園は「歴史の庭」、「歴史の道」、「歴史の丘」の3つのエリアに分けられています。
「歴史の庭」には資料館があり、当時の貴重な遺物やパネルが展示され、また映像視聴などにより、殉教の歴史を伝えています。
麓から丘の上までの「歴史の道」といわれる階段を登ると「歴史の丘」となり、彫刻家が設計した「クルス館」が静寂の中に佇んでいます。
コメント